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あとは自分で練習してみます」と挨拶をして、自分ひとりで練習を始めると、思ったようなショットが打てなくなることがある。
このような現象の原因は2つある。
1つの原因はインストラクターがいなくなると、自己流の。
楽なスイングを始めることにある。
少々きついところへクラブを上げていかなければならないのを、楽に上がるところへ上げ始めたりするのである。
もう1つの原因は、結果がインストラクターからフィードバックされなくなることである。
ちょうど舵に狂いがある船が、見張りがいないと正しい航路から離れてしまう状況に似ている。
自分ではさきほど教わった正しいスイングをしているつもりでも、元の自己流に後戻りしていることが多いのである。
Pをたくさん打てる体力のある人は、20分のレッスンを何日も受けるのではなく、インストラクターを半日、あるいは3時間ほど雇って、1つの技術を徹底的に練習するとよい。
私個人の経験では、アプローチで80ヤード、50ヤード、30ヤードの距離を打ち分ける方法を約3時間、インストラクターにつきっきりで教わったことがあった。
「どのようにスイングすればよいのか?」というレッスン(教示)は10分ほどですんでしまう。
残りの時間のすべては、私が正しく実行できたかどうかをチェックしてもらう時間にあてられた。
休みを入れながら3時間練習したあとで、私は打ち分けのフィーリングがだいぶ飲み込めた。
今でもかなり自信をもってアプローチをすることができる。
この練習でインストラクターに1万円を払い、お昼をご馳走したと記憶している。
ピッチングウェッジやサンドウェッジをあれこれと買い換えるよりは、はるかに安上がりである。
何よりも、不安だった1つの技術を克服できた喜びは、1万円の出費には代えることができないのである。
グループレッスンがよいか個人レッスンがよいか、この問題を学習心理学の立場から考えてみよう。
レッスンの中身は3つの要素に分類される。
正しいスイングを教わる。
実行してみる。
実行の結果の可否をチェックしてもらう。
この3要素のうちはひとりぼっちの練習では得られない要素である。
運動技術の練習では実行の結果の可否のチェックが頻繁に行われることが望ましい。
グループレッスンは経済的だし、友だちもできて参加する楽しみがある。
実行の結果のチェックは個人レッスンに比べて少ない。
本当に技術を習得したい人は、プロの暇な時間に2〜3時間ぶっ続けに、1つの技術の指導を受けると、その効果に驚くはずである。
さあショットというとき、良いスイングのイメージを描いて再現させようとするのか、あるいは失敗したスイングのイメージを描いて、そうはならないよう注意するのか、どちらが自然な反応であろうか。
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